こんにちは、ZUTTOWAKAI マガジン編集部です。プロテインの安全性について徹底調査するシリーズの第2回。今回は、ZUTTOWAKAI のプロテインSUPER DRINKに配合しているクレアチンの安全性を徹底的に調査。
前回と同じく、世界各国の政府機関による公的見解や複数の学術論文など信頼性が高い原典を明示しつつご説明。さらに、摂取の目安となる量や歴史的な利用についてもわかりやすく解説していきます。
なお、文章内の※印はどの論文あるいは公的機関の見解に記載があるかを示します。
クレアチンのプロテイン使用における安心と安全性
200年近く前の1832年に肉から発見されたクレアチンは1992年に世界でさらに広まりました。バルセロナ五輪に出場した英国短距離選手が愛用しているとの報道が契機でした。その後 日本でも、1990年代後半からスポーツドリンクなどに配合され広く市販されています。
したがって、スポーツ分野での大量試験データが豊富なのがクレアチン。様々な論文で、クレアチンは安全性に問題ないことが示されています。
複数の論文を対象とした研究(メタ分析)でもクレアチン群で腎機能指標(血清クレアチニン値など)に有意な悪化は認められていません※4。また、人間の体内にも存在するアミノ酸由来物質であるクレアチンはアレルギー反応を起こしません。
さらに、1日最大30gのクレアチンを5年間摂取しても有害影響は見られなかったとの長期データもあります※5。
SUPER DRINKが配合している量は1食あたり1g。その量を遥かに超えても安全性が確認されているのがクレアチン。健康な成人において短期・長期とも安全といえます。
その安全性ゆえ現在では、スポーツドリンクにとどまらず高齢者の筋肉減少対策として医療・介護食品にも利用が拡大しているのがクレアチンです。
クレアチンが60代以上にとって大事な理由
クレアチンは、筋肉のエネルギーになり筋力運動の効率を高める栄養素。オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)も次のように報告しています。
Spontaneous increase in total lifting volume,
increased number of repetitions at a given weight,
increased strength, increased lean body mass.総リフティング量の自然増加、
一定重量での反復回数の増加、
筋力の増加、除脂肪体重の増加
つまり、クレアチン併用時とクレアチン無し時を比較すると筋力運動の各種目1セットあたりの回数や重量がクレアチンを併用した時の方がより高まるとしています。
筋力運動の1セットあたりの回数や重量が増えると筋肉や筋力も増えます。オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)が報告している「筋力の増加、除脂肪体重の増加」というのが筋力運動時にクレアチンを併用した場合の筋力と筋肉の増加を示しています。
まとめ
いかがでしたか? ZUTTOWAKAIが独自開発した蛋白質飲料 SUPER DRINK に配合しているクレアチンについてまとめてみました。
連載の第3回はHMBカルシウム。厚生労働省の報告書でも注目されているHMBカルシウムの安全性と役割をとことん調査した健康に役立つ読み物です。下記をタッチでご覧いただけます。
- Creatine Monohydrate Safety Review (PubMed) ↩︎
- International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine. (PubMed: 28615996) ↩︎
- Common questions and misconceptions about creatine supplementation: what does the scientific evidence really show? (PubMed: 33557850) ↩︎
- Is It Time for a Requiem for Creatine Supplementation-Induced Kidney Failure? A Narrative Review ↩︎
- International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine ↩︎
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