こんにちは、ZUTTOWAKAIマガジン編集部です。プロテインの良い点と安全性について徹底調査するシリーズの第9回。今回は、ZUTTOWAKAIのプロテイン「SUPER DRINK」にも配合されている「ビタミンB6(ピリドキシン)」という成分に焦点を当てます。
- 「ビタミンB6って、摂りすぎは良くないと聞いたことがあるけど…」
- 「プロテインに入っていると、どんな良いことがあるの?」
そんな疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。この記事を最後までお読みいただければ、ビタミンB6がいかに安全で、筋力トレーニングに励む私たち世代の元気な毎日を支える、頼もしいパートナーであることがきっとお分かりいただけるはずです。
なお、文章についている※印はどの論文あるいは公的機関の見解に記載があるかを示しています。
もくじ
SUPER DRINKに入っているビタミンB6の安心ポイント
| 成分名 | 安全性の根拠 | 長く飲み続けたときのリスク | 1日の上限量 | 使われはじめた時期 |
|---|---|---|---|---|
| ビタミンB6(ピリドキシン) | 欧米の公的機関が安全性を高く評価 ※1 | 大量摂取でなければ、リスクは低い ※2 | 日本:45mg/日、米国:100mg/日 ※3 ※4 | 1930年代に発見 ※5 |
飲みすぎても大丈夫? ビタミンB6の安全性と摂取量の目安
ビタミンB6は、ビタミンB1やB2と同じ「水溶性ビタミン」の仲間です。これは、水に溶けやすい性質のため、もし摂りすぎても体に溜まることなく、余った分は尿として自然に体の外に出ていくという特徴を持っています ※6。
ただし、どんな栄養素も極端な摂りすぎは禁物です。サプリメントなどで、毎日100mgを超えるような非常に多くの量を長期間摂り続けると、手足のしびれといった神経のトラブルが起きる可能性があることが報告されています ※5。
そのため、各国の専門機関は「これ以上は摂りすぎ」という上限量を設定しています。
では、ZUTTOWAKAIの「SUPER DRINK」はどうでしょうか。SUPER DRINKに含まれているビタミンB6は1食あたり0.333mg。これは、厚生労働省が定める上限量の100分の1以下という、ごくわずかな量です。
厚生労働省がすすめる65歳〜74歳女性の1日の摂取量1.1mgの約30%にあたり、普段の食事と合わせても過剰になる心配はまずありません ※9。安心して毎日続けていただけます。
運動する50代以上の女性にこそ「ビタミンB6」が大切な理由
では、なぜ筋力トレーニングを頑張る私たち世代に、ビタミンB6が特に大切なのでしょうか。その最大の理由は、ビタミンB6が「タンパク質の最高のパートナー」だからです。
良い点①:摂ったタンパク質を「筋肉の材料」に変える助け役
私たちがプロテインやお肉、お魚で摂ったタンパク質は、一度体の中で「アミノ酸」という小さな部品に分解され、そこから改めて筋肉や血液などが作られます。
ビタミンB6は、この「タンパク質を分解し、再び組み立てる」という、体の中の建設作業において、100種類以上の酵素(大工さんのような働き手)を助ける、絶対に欠かせない存在なのです ※10。
つまり、せっかく筋肉の材料となるタンパク質を摂っても、ビタミンB6が不足していると、そのタンパク質をうまく使って筋肉を作ることができません。特に、タンパク質を多く摂る人ほど、ビタミンB6もより多く必要になることがわかっています ※11。プロテインとビタミンB6を一緒に摂ることは、とても理にかなった組み合わせなのです。
良い点②:元気な血液を作り、やる気をサポート
ビタミンB6は、血液中の赤血球に含まれ、全身に酸素を運ぶ「ヘモグロビン」を作るためにも必要です ※12。ビタミンB6が不足すると、貧血の一因になることもあります。
また、ビタミンB6は、「セロトニン」や「ドーパミン」といった、心の安定ややる気に関わる神経伝達物質を作るのにも関わっています ※13。
良い点③:年齢とともに気になる「筋力の衰え」へのアプローチ
年齢を重ねると、ビタミンB6が不足しやすくなる傾向があります。そして、いくつかの研究で、ビタミンB6が足りている高齢者ほど、体の機能が高いことが示唆されています。
例えば、ヨーロッパの高齢者を対象とした研究では、ビタミンB6の摂取量が多い人ほど、椅子からの立ち上がりテストの成績が良いという関連が見られました ※14。
ビタミンB6をしっかり摂ることは、タンパク質を効率よく筋肉に変え、トレーニングの効果を最大限に引き出すだけでなく、体全体の調子を整え、年齢に負けない体づくりを力強くサポートしてくれるのです。
まとめ:安心して毎日続けられる、筋肉づくりの名パートナーです
ZUTTOWAKAIのプロテイン「SUPER DRINK」に入っているビタミンB6は、
- 摂りすぎの心配がほとんどない、安全な量だけを配合しています
- 摂ったタンパク質を筋肉に変える手助けをする、最高のパートナーです
- エネルギー作りや元気な血液作りを助け、私たちのやる気を支えてくれます
そんな「安心して毎日飲める、筋肉づくりの名パートナー」なのです。プロテインで筋肉の材料を補い、さらにビタミンB6でその働きを最大限に引き出す。この賢い組み合わせで、いつまでも元気に動ける体づくりを続けていきましょう。
次回予告
いかがでしたか? ZUTTOWAKAIが独自開発した蛋白質飲料 SUPER DRINK に配合されたビタミンB6についてまとめてみました。
次回は、SUPER DRINKに配合しているビタミンB12の安心と安全についてまとめています。下の画像をタッチでぜひご覧ください!
出典・参考文献 一覧
- National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B6 – Health Professional Fact Sheet”. (米国の国立衛生研究所(NIH)による医療専門家向けのファクトシート。ビタミンB6の安全性について、通常の食事やサプリメントからの摂取では非常に安全性が高いが、極端な高用量摂取には注意が必要であると解説している。) ↩︎
- National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B6 – Health Professional Fact Sheet”.(米国の国立衛生研究所(NIH)による医療専門家向けのファクトシート。1日に1,000mgを超えるような高用量を長期間摂取した場合に、重度の神経障害が報告されていることを記載。) ↩︎
- 厚生労働省. 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」.(50〜64歳、65〜74歳の女性におけるビタミンB6の耐容上限量を45mg/日、75歳以上では40mg/日と定めている。) ↩︎
- Food and Nutrition Board, Institute of Medicine. Dietary Reference Intakes for Thiamin, Riboflavin, Niacin, Vitamin B6, Folate, Vitamin B12, Pantothenic Acid, Biotin, and Choline. National Academies Press, 1998.(米国の医学研究所が定める食事摂取基準。成人のビタミンB6の耐容上限量を100mg/日と設定している。) ↩︎
- (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B6 – Health Professional Fact Sheet”. ↩︎
- (再掲)厚生労働省. 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」. ↩︎
- (再掲)Food and Nutrition Board, Institute of Medicine. Dietary Reference Intakes for Thiamin, Riboflavin, Niacin, Vitamin B6, Folate, Vitamin B12, Pantothenic Acid, Biotin, and Choline. ↩︎
- European Food Safety Authority (EFSA). “Scientific opinion on the tolerable upper intake level for vitamin B6.” EFSA Journal 21.5 (2023): e08006. (欧州食品安全機関による最新の科学的意見書。成人のビタミンB6の耐容上限量を12mg/日と設定している。) ↩︎
- 厚生労働省. 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」.(65歳〜74歳の女性におけるビタミンB6の推奨量を1.1mg/日と定めている。) ↩︎
- National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B6 – Health Professional Fact Sheet”.(ビタミンB6の活性型であるPLPが、タンパク質代謝に関わる100以上の酵素反応に関与していることを解説。) ↩︎
- Linus Pauling Institute, Oregon State University. “Vitamin B6”.(ビタミンB6の必要量が、特にタンパク質の摂取量に影響されることを指摘している。) ↩︎
- National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B6 – Health Professional Fact Sheet”.(ビタミンB6が、赤血球のヘモグロビン形成に関与していることを解説。) ↩︎
- National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B6 – Health Professional Fact Sheet”.(ビタミンB6が、神経伝達物質の生合成を通じて認知発達に関与していることを解説。) ↩︎
- Mendonça, N., et al. “Vitamin B-6 intake is related to physical performance in European older adults.” The Journal of nutrition 151.3 (2021): 629-637.(65〜79歳の健康な高齢者1249名を対象とした研究で、ビタミンB6の摂取量が多いほど、椅子からの立ち上がりテストの時間が短い(成績が良い)という関連性が見られた。) ↩︎
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