こんにちは、ZUTTOWAKAI マガジン編集部です。プロテインの安全性について徹底調査するシリーズの15回目。今回は、「パントテン酸(ビタミンB5)」の安全性をご紹介します。
「パントテン酸を蛋白質(プロテイン)といっしょにとる理由は? 安全なの?」
そんな声にお応えするためにご用意した信頼できる研究や公的な情報に基づいた調査結果です。
なお、文章についている※印はどの論文あるいは公的機関の見解に記載があるかを示します。
もくじ
パントテン酸配合プロテイン「SUPER DRINK」の安心ポイント
南島原市のジム週2回で良い健康運動ZUTTOWAKAIが独自開発したプロテイン「SUPER DRINK」には、ビタミンBのひとつである「パントテン酸(ビタミンB5)」が1食あたり2.67mg入っています。この量は、国がすすめている1日の目安(5mg)のちょうど半分くらい。食事だけでは足りにくい栄養を、ちょうどよく補えるように設計されています。
パントテン酸はとても安全性が高く、「ここまでなら摂っても大丈夫」という上限量(UL)が国際的にも決められていません。それは、アメリカやヨーロッパの専門機関が、パントテン酸で体に悪い影響が出たという報告がほとんどないことを確認しているからです ※1 2
実際、SUPER DRINKに入っているパントテン酸の2.67mgとは比べものにならない量である何グラムものパントテン酸を飲んだ試験でも、大きな副作用は出ていません ※3。お腹がゆるくなることがあるくらいです。
さらに、食べ物やサプリメントからアレルギーが出るケースもほとんどありません ※4。
プロテインSUPER DRINK配合のパントテン酸の調査結果一覧
調査項目 | 内容 |
---|---|
安全性 | 多くの量を飲んでも大きな副作用はありません。体にたまらず、尿から出るからです |
長く飲んだときの心配 | ほとんどなし。すごく多く摂った場合だけ、ビオチンという別のビタミンとの関係に注意 |
摂取の上限 | 上限は設定されていません。安全性が高いとされているためです |
食べものとして使われてきた歴史 | 1930年代に発見されました。1940年代からサプリなどに使われ始めて80年ほどの歴史があります |
飲みすぎても大丈夫?|パントテン酸の安全性と摂取の目安
SUPER DRINKに入っているパントテン酸の量は、1食あたり2.67mg。これなら、食事と合わせてもとりすぎになる心配はありません。
そもそもパントテン酸には、「これ以上は摂らないほうがいいですよ」という摂取の上限(UL)が決められていません。なぜなら、たくさん飲んでも体に悪い影響が出たというデータがないからです。アメリカやヨーロッパの専門機関も、「害がないから上限を決めなくてもいい」としています ※5 6。
実際の研究では、1日2g~10gというとても多い量を人に飲ませても、お腹がゆるくなるくらい。ほかに大きな問題は出なかったとされています ※7。SUPER DRINKに入っているのはその1000分の1以下の量。したがって、毎日飲んでも安心なのです。
また、アレルギーに関しても、パントテン酸を食事やサプリで摂ってアレルギーになった例は、ほとんど報告がありません ※8。
パントテン酸は昔から食べものに含まれていた
「パントテン酸」という名前は、ギリシャ語で「どこにでもあるもの」という意味。実際、お肉、野菜、豆、穀物、卵、牛乳など、たいていの食品に含まれている栄養素なのがパントテン酸。
人間はずっと昔から、これらの食べものを通してパントテン酸を摂ってきました。
その後、1933年にアメリカの研究者ロジャー・ウィリアムズによってパントテン酸が発見されました。さらに、1940年にはパントテン酸の構造がわかりました。その後、第二次世界大戦後の栄養補助食品の普及にあわせて、サプリメントや栄養ドリンクなどにパントテン酸は使われるようになりました ※9。
今では「栄養機能食品」としても表示できるビタミンになっていて、安心して摂れる成分のひとつです。
筋トレをしている60代の方にこそ大切なビタミン
ZUTTOWAKAIで筋トレ(筋力運動)に励んでいる60代の皆さんにとって、パントテン酸はとても頼りになる栄養素です。
まず、パントテン酸は体の中で「補酵素A(CoA)」という物質になり、ごはんや脂肪、たんぱく質をエネルギーに変える働きがあります。つまり、筋トレで必要なパワー(ATP)を作るのにとても大切なのがパントテン酸なのです。さらには、疲れにくい体づくりや、運動後の回復にも役立ちます ※10。
さらに、コレステロールからストレスホルモンを作る「副腎」という臓器の働きもサポートしてくれます。つまり、筋トレで体にかかるストレスにも負けにくくなるのです。パントテン酸は、別名「抗ストレスビタミン」と呼ばれることもあります ※11。
そして、神経と筋肉の間で大切な「アセチルコリン」という物質を作るのにも関わっています。わかりやすく言うと、筋肉をしっかり動かす信号をスムーズに伝えるためにも必要な栄養素といえます。
年齢を重ねると、筋肉の力が出にくくなったり、疲れやすくなったりします。パントテン酸はそうした「加齢による困ったこと」の対策にもぴったりなのです。
まとめ|毎日安心して続けられるパントテン酸
SUPER DRINKに含まれているパントテン酸(ビタミンB5)はとても安全。長く飲んでも心配の少ないビタミンです。
筋肉のエネルギーを作ったり、ストレスから守ってくれたり、神経からの命令を筋肉にきちんと伝えるなど、筋力トレーニング(筋力運動)をがんばっているあなたにとってうれしい働きがたくさんあります。
1食あたり2.67mgというちょうどよい量が入ったSUPER DRINK。これからも安心して続けてくださいね。
次回予告
次回は「葉酸」についてお伝えします。筋力を保ちたい大人世代にとっての必要性、安全性、SUPER DRINKに配合している理由について、わかりやすくご紹介します。ご期待ください!
- Institute of Medicine. Dietary Reference Intakes for Thiamin, Riboflavin, Niacin, Vitamin B6, Folate, Vitamin B12, Pantothenic Acid, Biotin, and Choline. (1998) ↩︎
- European Commission. Scientific Committee on Food. Tolerable Upper Intake Level of Pantothenic Acid (2002) ↩︎
- Freese R. Pantothenic acid – a scoping review for NNR2023. Food Nutr Res 67 (2023):10255. ↩︎
- Romita P, et al. Allergic contact dermatitis from vitamins: a systematic review. Health Sci Rep. 2022 May;5(5):e739. ↩︎
- Institute of Medicine. Dietary Reference Intakes for Thiamin, Riboflavin, Niacin, Vitamin B6, Folate, Vitamin B12, Pantothenic Acid, Biotin, and Choline. (1998) ↩︎
- European Commission. Scientific Committee on Food. Tolerable Upper Intake Level of Pantothenic Acid (2002) ↩︎
- Freese R. Pantothenic acid – a scoping review for NNR2023. Food Nutr Res 67 (2023):10255. ↩︎
- Romita P, et al. Allergic contact dermatitis from vitamins: a systematic review. Health Sci Rep. 2022 May;5(5):e739. ↩︎
- Williams RJ. A New Vitamin – Pantothenic Acid. Science. 1933; ↩︎
- Chawla J, Kvarnberg D. Hydrosoluble vitamins. Handb Clin Neurol. 2014;120:891-914. ↩︎
- Gheita AA, Kenawy SA. The potential role of B5: A stitch in time and switch in cytokine. Phytother Res. 2020;34(2):306-314. ↩︎
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