ビタミンB12配合プロテインの良い点と安全性は?|50代からの賢い付き合い方を論文で解説【その10】

こんにちは、ZUTTOWAKAI マガジン編集部です。プロテインの安全性について徹底調査するシリーズもついに第10回。今回は、「ビタミンB12」の安全性をご紹介します。

「ビタミン」と聞くと、「摂りすぎは体に良くないのでは?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。そこでこの記事では、50代からの筋力トレーニングに励む皆様にとって、ビタミンB12がいかに多くの利点をもたらすか、そしてその安全性がいかに高いかを解説。もちろん、信頼できる科学的な研究や公的機関の情報を基に、どこよりも分かりやすくご説明していきます。

なお、文章についている※印はどの論文あるいは公的機関の見解に記載があるかを示しています。

なぜ50代からの筋力トレーニングにビタミンB12が欠かせないのか?

ビタミンB12は、単なるビタミンの一つではありません。筋力トレーニングを行う50代以上の女性の体にとって、特に重要な3つの役割を担っています。それは「エネルギー」「神経」、そして「筋肉」の健康を支えることです。それぞれの働きが、トレーニングの質と結果にどう直結するのか、具体的に見ていきましょう。

活力の源!酸素を運ぶ赤血球をサポートし、疲れにくいカラダへ

トレーニング中にこんなことをはありませんか?

  • 「もう少し頑張りたいのに、息が上がってしまう」
  • 「以前より疲れやすくなった気がする」

そう感じるその原因の一つに、体内の酸素運搬能力が関係しているかもしれません。

私たちの筋肉が力を発揮するためには、たくさんの酸素が必要です。この酸素を全身の細胞、特に筋肉の隅々まで届ける重要な役割を担っているのが血液中の「赤血球」 ※1, ※2。ビタミンB12は、この赤血球を正常に作るために不可欠な栄養素なのです ※3

これを分かりやすく例えるなら、赤血球は「酸素を運ぶ小さな配達トラック」です。ビタミンB12が不足すると、このトラックを十分に作れなくなります。あるいは、形がいびつでうまく荷物(酸素)を運べないトラックができてしまったりも。この状態が、疲労や息切れを引き起こす「巨赤芽球性貧血」と呼ばれる貧血の一種です ※4, ※5

十分なビタミンB12を摂ってみましょう。すると、健康な赤血球が十分に作られます。そうして、筋肉への酸素供給がスムーズになるのです。これにより、トレーニング中のスタミナが向上。セッションの最後まで高いパフォーマンスを維持しやすくなるのです。あと一回、あと一歩という場面で、体を力強く後押ししてくれるでしょう。

動きの司令塔!神経を健やかに保ち、トレーニングの質を高める

スクワットやデッドリフトといった筋力トレーニングでは、正しいフォームを維持することが、効果を最大化し、怪我を防ぐ上で非常に重要です。この「正しいフォーム」を支えているのが、脳から筋肉へと指令を伝える神経の働きです。

ビタミンB12は、この神経の健康維持に決定的な役割を果たします ※6, ※7。神経細胞は「ミエリン鞘」というカバーで覆われています。この「ミエリン鞘」が神経信号をスムーズに伝えるための「絶縁体」として機能しているのです。ビタミンB12は、このミエリン鞘を正常に保つために必要 ※8

もしミエリン鞘が傷つくとどうなるのでしょうか?

まず、脳からの指令が筋肉へうまく伝わらなくなります。その結果、バランス感覚が低下。手足のしびれ(末梢神経障害)といった問題を引き起こす可能性も ※9, ※10。これは、トレーニングの質を著しく低下させるだけでなく転倒などのリスクも高めてしまいます ※11

ビタミンB12を十分に摂取してみてください。その結果、神経の伝達システムを最高の状態に保つことにつながります。これにより、体のバランスが安定。そうして、脳が意図した通りに筋肉を正確に動かすことができるようになります。結果として、より安全で効果的なトレーニングが可能になるのです。

丈夫なカラダの土台作り!骨と筋肉の健康を支える最新研究

主な働き具体的な役割筋力トレーニングへの好影響
エネルギー生成のサポート健康な赤血球の形成を助け、筋肉への酸素運搬を円滑にする ※12, ※13疲労感を軽減し、トレーニング中のスタミナと持久力を向上させる
神経機能の維持神経を保護する鞘(ミエリン鞘)を健康に保ち、脳からの指令伝達をスムーズにする ※14バランス感覚や協調性を高め、正しいフォームでの運動を助け、怪我のリスクを低減する ※15
筋肉の維持筋力や身体機能の維持に関与し、サルコペニア(加齢性筋肉減衰)のリスク低減を助ける ※16トレーニングによる筋力・筋肉量維持の効果を最大化するサポートとなる

50代を過ぎると、骨密度や筋肉量の維持が、健康寿命を延ばすための大きな課題となります。ビタミンB12は、この両面において重要な関わりがあることが、近年の研究で明らかになってきました。

ビタミンB12と骨の関係は?

まず骨の健康についてで。過去には、ビタミンB12不足(およびそれに伴うホモシステインという物質の増加)が骨折リスクと関連する可能性が指摘されていました ※17

ところがです。

オランダで行われた「B-PROOF研究」という大規模な臨床試験では、65歳以上の男女2919人に毎日500 µg のビタミンB12と葉酸を2年間投与。しかし、全体として骨粗しょう症による骨折のリスクを減らす効果は確認されなかったのです ※18, ※19。このことから、ビタミンB12が直接的に骨を強くするのではない。そうではなく、他の栄養素とのバランスの中で間接的に関わっている可能性が考えられます。

筋肉にも心強い研究結果が!

一方で、より直接的で、トレーニングに励む皆様にとって非常に心強い研究結果が「筋肉」の分野で報告されています。年齢とともに筋肉量と筋力が自然に減少していく現象を「サルコペニア」と呼びます。このサルコペニアは、活動的な生活を送る上での大きな障壁となります。

韓国で行われた注目すべき研究をみてみましょう。

70歳から84歳の高齢女性を2年間追跡調査した研究です。、ビタミンB12が不足しているグループは、充足しているグループに比べて、サルコペニアを発症するリスクが著しく高いことが判明しました ※20。さらに別の研究では、高齢女性においてビタミンB12の血中濃度が低いほど、立ち座りの速さで筋力を測るテストの成績が悪いという相関関係も示されています ※21

これらの研究は次のことを示しています。十分なビタミンB12を確保することが加齢による筋肉の衰えを防ぐ。そして、トレーニングで得た貴重な筋肉と筋力を維持するために大切であることです。

骨への直接的な効果はまだ研究途上です。他方、筋肉を支えるという点において、ビタミンB12は50代以上の女性にとってまさに「必須」の栄養素と言えるでしょう。

ビタミンB12、摂りすぎは心配?気になる安全性と適切な量

安全性の根拠長く飲み続けたときのリスク1日の上限量使われはじめた時期
主要な公的機関でも深刻な有害事象や副作用の報告がなく、「非常に安全」とされている ※22, ※23推奨量の200倍以上である500µgを毎日2年間摂取した研究でも、深刻な副作用は報告されていない ※24, ※25水溶性ビタミンのため、余分な量は尿として排出される。そのため、摂取の上限量は定められていない ※26, ※27, ※28レバーや魚、貝などの動物性食品に含まれ、古くから食されてきた ※29, ※30

ビタミンB12の素晴らしい利点を知ると、次に気になるのが「安全性」です。「体に良いものでも、摂りすぎは禁物」とよく言われます。ですが、ビタミンB12に関しては、その心配はほとんどありません。ここでは、その科学的な理由と、50代以上の方が特に意識すべき摂取のポイントについて解説します。

「上限なし」の理由:水に溶けるビタミンの仕組み

ビタミンB12が非常に安全とされる最大の理由は、その性質にあります。ビタミンB12は「水溶性ビタミン」に分類されます ※31, ※32

これは、体内で水に溶けやすい性質をビタミンB12が持つということです。脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、Kなど)が体内の脂肪組織に蓄積しやすいです。他方、水溶性ビタミンは、体が必要な量だけを利用し。余った分は尿として体外へ排出される仕組みになっています ※33, ※34

このため、世界の主要な公的機関は、ビタミンB12の「耐容上限量(UL)」、つまり「これ以上摂取すると健康に害が出る可能性がある」という上限値を設定していません。主要な公的機関とは、日本の厚生労働省をはじめ、米国の国立衛生研究所(NIH)や欧州食品安全機関(EFSA)などです ※35, ※36

なぜなら、通常の食事やサプリメントからの摂取で、健康な人が過剰症に陥るという報告がほとんどないためです。

研究で確認された安全性と、年齢で高まる必要性

実際の研究でも、ビタミンB12の安全性は繰り返し確認されています。前述のオランダの「B-PROOF研究」をみてみましょう。すると、高齢者の参加者が毎日500µg という、推奨量の200倍以上ものビタミンB12を2年間にわたって摂取して、深刻な副作用は報告されませんでした37, ※38

医療現場では、欠乏症の治療のために1日に1000µg から2000 µg というさらに高用量が経口で用いられることもあります。ですが、それでも安全であるとされています ※39

このように安全性が高い一方で、50代を過ぎると、ビタミンB12を意識的に補給する必要性が格段に高まります。その理由は、加齢に伴う体の変化にあります。

第一に、胃酸の分泌量の減少です。年齢を重ねると、胃の粘膜が萎縮する「萎縮性胃炎」を発症する人が増えます。その結果、胃酸の分泌が減ることが知られています ※40, ※41。肉や魚、卵といった食品に含まれるビタミンB12は、タンパク質と固く結合しています。これを切り離して吸収できる形にするために、強力な胃酸が必要なのです ※42, ※43。胃酸が減ると、せっかく食事から摂ったビタミンB12も、十分に吸収されずに体外へ出て行ってしまいます。

第二に、腸自体の吸収能力の低下です。近年の研究では、胃酸の問題だけでなく、腸がビタミンB12を取り込むための仕組みそのものが、加齢によって効率が落ちる可能性も示唆 ※44

しかし、ここで重要な点があります。サプリメントや強化食品に含まれるビタミンB12は、タンパク質と結合していない「フリー(遊離)」の形をしています。この形のビタミンB12は、胃酸による切り離し工程を必要としません。したがって、胃酸が少ない高齢者でも比較的スムーズに吸収できるのです ※45

食品に含まれるビタミンB12の欠点を補う方法

このため、米国の医学研究所は、50歳以上の成人は、ビタミンB12の大部分をサプリメントや強化食品から摂取することを推奨しています。これは、食事からの吸収が不確実になる年代だからこそ、より吸収されやすい形で確実に補うことが賢明であるという考えに基づいています。

なお、ごく一部の観察研究では、非常に高用量のビタミンB12を長期間摂取し続けることと、特定のがんや骨折のリスクとの間に「関連性」が見られたという報告もあります ※46, ※47

しかし、これはビタミンB12が「原因」であることを証明したものではありません。そうではなく、他の生活習慣などが影響している可能性も指摘されています。ZUTTOWAKAIの「SUPER DRINK」に含まれるような適切な量のビタミンB12は、長年の研究で安全性が確立されています。利点がリスクをはるかに上回ると考えられます。

50代からのビタミンB12との賢い付き合い方

ここまで見てきたように、ビタミンB12は50代からの筋力トレーニングを支える強力な味方であり、非常に安全な栄養素です。では、具体的にどのように摂取していくのが賢い方法なのでしょうか。

ビタミンB12は、動物性食品に豊富に含まれています ※48, ※49。たとえば、しじみやあさりなどの貝類。レバー、牛肉、さんまやいわしなどの魚、卵、乳製品です。これらの食材からバランスの取れた食事を心がけることは、健康の基本として非常に重要です。

しかし、前述の通り、50歳を過ぎると食事からだけでは十分な量を吸収できているかどうかが不確実になります。せっかく健康のために食事に気を配っても、体がうまく利用できていなければ非常にもったいない話です。

そこで、ZUTTOWAKAIの「SUPER DRINK」のような、吸収されやすい形のビタミンB12を配合したプロテイン飲料が役立ちます。これは、日々の食事を補完し、必要なビタミンB12を確実に体に届けるための、いわば「栄養の保険」のような存在です。

ビタミンB12の吸収率低下に要注意

成人のビタミンB12の1日の推奨摂取量(RDA)は2.4µg とされています ※50, ※51。ですが、これは健康な若年層を基準にした最低限の量です。

吸収率が低下する50代以上の方や、トレーニングで体に負荷をかけている方は、より多くの量を必要とする可能性があります。サプリメントに推奨量よりも多く含まれているのは、吸収率を考慮し、体が確実に必要な量を確保できるように設計されているためです。

トレーニング後のプロテイン摂取のタイミングで、筋肉の材料となるタンパク質と一緒に、その働きをサポートするビタミンB12も手軽に補給できる。これは、忙しい毎日の中でも、効率的かつ効果的に理想の体づくりを進めるための、非常に賢い選択と言えるでしょう。

まとめ|安心して飲めるプロテイン SUPER DRINK

今回の記事では、ビタミンB12が50代からの筋力トレーニングに励む女性にとっていかに重要で、安全な栄養素であるかを、科学的な根拠を基に解説しました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。

  • ビタミンB12はトレーニングの強力なパートナー。 エネルギー生成を助けて疲れにくい体を作ります。また、神経機能を守ってトレーニングの質を高めます。そして何より、加齢による筋肉の減少(サルコペニア)と闘う上で重要な役割を果たします。
  • 安全性は非常に高い栄養素です。 水溶性ビタミンのため体が必要としない分は自然に排出されます。主要な公的機関も上限量を設定していません。研究でも高用量の長期摂取における安全性が確認されています。
  • 50歳からは「吸収されやすい形」での摂取が鍵となります。 加齢により、食事中のビタミンB12を吸収する能力が低下。そのため、「SUPER DRINK」のようなサプリメントや強化食品から確実に補給することが非常に合理的で効果的な方法です。

ジムでの努力と、日々の賢い栄養摂取。この二つが両輪となって、皆さんを「100歳になってもひ孫と遊べるカラダ」へと導いてくれるはずです。これからもZUTTOWAKAIは、皆様の輝く毎日を全力で応援しています。

次回予告

いかがでしたか? ZUTTOWAKAIが独自開発した蛋白質飲料 SUPER DRINK に配合されたビタミンB12についてまとめてみました。

この次は、SUPER DRINKに配合しているビタミンCの良い点と安全についての読み物です。下の画像をタッチでお読みいただけます。

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出典・参考文献 一覧

  1. Harvard T.H. Chan School of Public Health. “Vitamin B12.” The Nutrition Source.(ハーバード大学公衆衛生大学院によるビタミンB12の包括的な解説。赤血球の形成、DNA合成、神経機能における役割、吸収の仕組み、安全性、上限量が設定されていない理由などが記載されている。) ↩︎
  2. Mayo Clinic. “Vitamin B-12.”(米国の著名な医療機関メイヨー・クリニックによる一般向け解説。ビタミンB12が健康な神経細胞や赤血球、DNAの生成に必要であることを説明している。) ↩︎
  3. National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Fact Sheet for Consumers.” (米国国立衛生研究所(NIH)による消費者向けファクトシート。機能、推奨摂取量、欠乏症の症状、高齢者における吸収率の低下、サプリメントからの摂取の有効性について詳述。) ↩︎
  4. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Fact Sheet for Consumers.” ↩︎
  5. National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Health Professional Fact Sheet.”(NIHによる医療専門家向けファクトシート。より詳細な生化学的役割、欠乏症のリスクグループ、治療における高用量経口摂取の安全性と有効性について解説。) ↩︎
  6. (再掲)Harvard T.H. Chan School of Public Health. “Vitamin B12.” The Nutrition Source. ↩︎
  7. Weir, D. G., & Scott, J. M. “Vitamin B12 in health and disease.” British Medical Bulletin 55.3 (1999): 669-682.(ビタミンB12の健康と疾患における役割を概説した論文。特に神経系への影響、欠乏による脊髄の脱髄(神経の損傷)について論じている。) ↩︎
  8. Premchandani, T., et al. “Vitamin B12 Deficiency and Cognitive Impairment: A Comprehensive Review of Neurological Impact.” Brain Disorders 18 (2025): 100220.(ビタミンB12欠乏が神経に与える影響についての包括的なレビュー論文。神経を保護するミエリン鞘の維持に不可欠であり、欠乏すると神経伝達が阻害されるメカニズムを解説。) ↩︎
  9. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Fact Sheet for Consumers.” ↩︎
  10. Athanasopoulos, P., et al. “Association of vitamins B12 and D3 with Balance and Falls in a sample of Greek older people.” Hellenic Journal of Cardiology 71 (2023): 51-57.(ギリシャの高齢者を対象とした研究で、ビタミンB12の血中濃度が高いほど、バランス機能が良いという関連性を示した。神経機能の維持がバランス能力に関わることを示唆している。) ↩︎
  11. (再掲)Premchandani, T., et al. “Vitamin B12 Deficiency and Cognitive Impairment: A Comprehensive Review of Neurological Impact.” Brain Disorders 18 (2025): 100220. ↩︎
  12. (再掲)Harvard T.H. Chan School of Public Health. “Vitamin B12.” The Nutrition Source. ↩︎
  13. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Fact Sheet for Consumers.” ↩︎
  14. (再掲)Premchandani, T., et al. “Vitamin B12 Deficiency and Cognitive Impairment: A Comprehensive Review of Neurological Impact.” Brain Disorders 18 (2025): 100220. ↩︎
  15. (再掲)Athanasopoulos, P., et al. “Association of vitamins B12 and D3 with Balance and Falls in a sample of Greek older people.” Hellenic Journal of Cardiology 71 (2023): 51-57. ↩︎
  16. Kim, H., & Kim, G. “Impact of Vitamin B12 Insufficiency on the Incidence of Sarcopenia in Korean Community-Dwelling Older Adults: A Two-Year Longitudinal Study.” Nutrients 15.4 (2023): 999.(70〜84歳の韓国の高齢女性を2年間追跡調査した研究。ベースラインでビタミンB12が不足していたグループは、充足していたグループに比べ、サルコペニアを発症するリスクが3.72倍高かった。) ↩︎
  17. Ilesanmi-Oyelere, B. L., & Kruger, M. C. “B vitamins and homocysteine as determinants of bone health: A literature review of human studies.” Journal of Human Nutrition and Dietetics 35.5 (2022): 919-931. (B群ビタミンと骨の健康に関する文献レビュー。ビタミンB12不足によるホモシステイン濃度の上昇が、骨の健康に悪影響を与える可能性について議論している。) ↩︎
  18. van Wijngaarden, J. P., et al. “B-vitamins for the PRevention Of Osteoporotic Fractures (B-PROOF) study: a randomized controlled trial.” The American Journal of Clinical Nutrition 100.6 (2014): 1578–1580. (65歳以上でホモシステイン値が高い2919人を対象とした大規模研究(B-PROOF研究)。ビタミンB12と葉酸の2年間の投与が、骨粗しょう症による骨折リスク全体を有意に減少させなかったことを報告。) ↩︎
  19. Swart, K. M. A., et al. “A Randomized Controlled Trial to Examine the Effect of 2-Year Vitamin B12 and Folic Acid Supplementation on Physical Performance, Strength, and Falling.” The Journals of Gerontology: Series A 71.7 (2016): 940–947.(B-PROOF研究の副次解析。ビタミンB12と葉酸の2年間の投与が高齢者の身体能力や筋力の低下、転倒リスクを全体として改善しなかったが、80歳以上の層では歩行能力に良い影響が見られたことを報告。) ↩︎
  20. (再掲)Kim, H., & Kim, G. “Impact of Vitamin B12 Insufficiency on the Incidence of Sarcopenia in Korean Community-Dwelling Older Adults: A Two-Year Longitudinal Study.” Nutrients 15.4 (2023): 999. ↩︎
  21. García-López, D., et al. “Nutritional intake as a determinant of high-speed resistance and multicomponent training efficacy on strength in older women at risk of sarcopenia. A randomized clinical trial.” Journal of Cachexia, Sarcopenia and Muscle (2025).(サルコペニアリスクのある高齢女性を対象とした研究で、ビタミンB12の血中濃度が低いほど、椅子からの立ち上がりテスト(筋力を測る指標)の成績が悪いという負の相関関係が見られた。) ↩︎
  22. (再掲)Harvard T.H. Chan School of Public Health. “Vitamin B12.” The Nutrition Source. ↩︎
  23. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Health Professional Fact Sheet.” ↩︎
  24. (再掲)van Wijngaarden, J. P., et al. “B-vitamins for the PRevention Of Osteoporotic Fractures (B-PROOF) study: a randomized controlled trial.” The American Journal of Clinical Nutrition 100.6 (2014): 1578–1580. ↩︎
  25. (再掲)Swart, K. M. A., et al. “A Randomized Controlled Trial to Examine the Effect of 2-Year Vitamin B12 and Folic Acid Supplementation on Physical Performance, Strength, and Falling.” The Journals of Gerontology: Series A 71.7 (2016): 940–947. ↩︎
  26. (再掲)Harvard T.H. Chan School of Public Health. “Vitamin B12.” The Nutrition Source. ↩︎
  27. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Health Professional Fact Sheet.” ↩︎
  28. MedlinePlus. “Vitamin B12.”(米国国立医学図書館による一般向け情報。ビタミンB12が水溶性であり、体が必要な分を使った後は尿として排出されること、また動物性食品に多く含まれることなどを解説。) ↩︎
  29. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Fact Sheet for Consumers.” ↩︎
  30. (再掲)MedlinePlus. “Vitamin B12.” ↩︎
  31. (再掲)Harvard T.H. Chan School of Public Health. “Vitamin B12.” The Nutrition Source. ↩︎
  32. (再掲)MedlinePlus. “Vitamin B12.” ↩︎
  33. (再掲)Harvard T.H. Chan School of Public Health. “Vitamin B12.” The Nutrition Source. ↩︎
  34. (再掲)MedlinePlus. “Vitamin B12.” ↩︎
  35. (再掲)Harvard T.H. Chan School of Public Health. “Vitamin B12.” The Nutrition Source. ↩︎
  36. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Health Professional Fact Sheet.” ↩︎
  37. (再掲)van Wijngaarden, J. P., et al. “B-vitamins for the PRevention Of Osteoporotic Fractures (B-PROOF) study: a randomized controlled trial.” The American Journal of Clinical Nutrition 100.6 (2014): 1578–1580.  ↩︎
  38. (再掲)Swart, K. M. A., et al. “A Randomized Controlled Trial to Examine the Effect of 2-Year Vitamin B12 and Folic Acid Supplementation on Physical Performance, Strength, and Falling.” The Journals of Gerontology: Series A 71.7 (2016): 940–947. ↩︎
  39. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Health Professional Fact Sheet.” ↩︎
  40. Dang, T., et al. “Aging and Frailty Are Associated with an Intrinsic Vitamin B12 Defect.” Current Geriatrics Reports 7 (2018): 129-138.(加齢や虚弱が、栄養摂取とは無関係に、腸での吸収や腎臓での再吸収能力の低下といった、体内のビタミンB12欠乏を引き起こすことを示した研究。) ↩︎
  41. Rehman, H., & Papandreou, D. “Nutritional and lifestyle management of the aging journey: A narrative review.” Nutrients 14.3 (2022): 643.(加齢に伴う栄養管理に関するレビュー論文。高齢者では胃酸の分泌が低下するため、カルシウム、ビタミンD、ビタミンB12などの吸収が低下することに言及。) ↩︎
  42. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Fact Sheet for Consumers.” ↩︎
  43. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Health Professional Fact Sheet.” ↩︎
  44. (再掲)Dang, T., et al. “Aging and Frailty Are Associated with an Intrinsic Vitamin B12 Defect.” Current Geriatrics Reports 7 (2018): 129-138. ↩︎
  45. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Fact Sheet for Consumers.” ↩︎
  46. (再掲)Harvard T.H. Chan School of Public Health. “Vitamin B12.” The Nutrition Source. ↩︎
  47. Flores-Guerrero, J. L., et al. “High vitamin B12 levels and cancer risk: a review.” Nutrition Reviews 79.10 (2021): 1145-1156.(高用量のビタミンB12摂取とがんリスクの関連を調査した複数の研究をレビューした論文。一部の研究で関連性が示唆されているが、ビタミンB12が直接の原因であるとは断定できず、さらなる研究が必要であると結論。) ↩︎
  48. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Fact Sheet for Consumers.” ↩︎
  49. (再掲)MedlinePlus. “Vitamin B12.” ↩︎
  50. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Fact Sheet for Consumers.” ↩︎
  51. (再掲)National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. “Vitamin B12 – Health Professional Fact Sheet.” ↩︎

太田祥平@ZUTTOWAKAI

太田祥平@ZUTTOWAKAI

1973年長崎県南島原市生まれ。明治大学政治経済学部政治学科卒業。ZUTTOWAKAIチーフトレーナー。2013年ドコモ・イノベーションビレッジ第2期採択。2013年4月4日テレビ東京系『カンブリア宮殿』出演。 【趣味】食べ放題店巡り。食べ放題に通っても太らない体になるため筋トレを開始しました 【子どもの頃】隣に住む祖母が大好きでした。でも、祖母は寝たきり。「祖母が元気になると良いのに」という願いもその後、筋トレを極めるきっかけに 【大人になってから】晋遊舎などで、ヨガ誌・女性向けダイエット誌の出版編集者として勤務

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