ビタミンB3配合プロテインの安全性を徹底解説|論文と公的機関の見解に基づき紹介【その14】

こんにちは、ZUTTOWAKAI マガジン編集部です。プロテインの安全性について徹底調査するシリーズの14回目。今回は、「ビタミンB3(ナイアシン)」の安全性をご紹介します。

「ビタミンB3を蛋白質(プロテイン)といっしょにとる理由は? 一緒にとって大丈夫?」

そんなご心配の声にお応えするためにご用意した信頼できる研究や公的な情報に基づいた調査結果です。

なお、文章についている※印はどの論文あるいは公的機関の見解に記載があるかを示します。

ビタミンB3(ナイアシン)の調査結果一覧

調査項目内容出典・文献名
安全性100mgなど多い量では皮膚の紅潮(フラッシング)やかゆみ、胃の不快感などが見られます。ですが、SUPER DRINKの量(3.67mg/食)ではその心配はありませんMcKenney JM. Am J Cardiol. 2004;94(9A):20F-24F. ※1
アレルギー性アレルゲンではありませんMcKenney JM. Am J Cardiol. 2004;94(9A):20F-24F. ※2
長期摂取リスク500mgなど非常に多い量を長期間摂取した場合、肝機能や血糖値、尿酸値に影響する可能性も。ですが、SUPER DRINKの量(3.67mg/食)は問題ありませんMcKenney JM. Am J Cardiol. 2004;94(9A):20F–24F. ※3
Hong J, et al. Diabetologia. 2014;57(6):1227–1234. ※4
EFSA Journal 2014;12(7):3769. ※5
摂取上限米国:35mg/日(NIH)※6、欧州:ニコチン酸10mg/日・ニコチンアミド900mg/日(EFSA)※7NIH Office of Dietary Supplements. ※6
EFSA Journal 2014;12(7):3769.  ※7
食品での利用歴肉・魚・豆類などに含まれ、古代から人類は摂取してきました※8。80年ほど前の1940年代から食品への添加利用も※8。Carpenter KJ. J Nutr. 1981;111(2):361–367.  ※8

プロテインとビタミンB3を一緒にとる理由は?

ビタミンB3は、体内でエネルギー代謝や皮膚・神経の健康を支える美容と健康にとってとても大切な栄養素。だから、ZUTTOWAKAI独自開発のプロテインSUPER DRINKではビタミンB3を配合しています。

とはいえ、非常に多い量を摂取すると、顔が赤くなる「フラッシング」やかゆみ、胃のむかつきが起こることがあります※9

ですが、これは主に100mgを超えるような大量摂取の場合。

週2回で良い健康運動ZUTTOWAKAIが独自開発したプロテインSUPER DRINKに配合したビタミンB3は1食あたり3.67mgという安全な量。したがって、顔が赤くなるフラッシングや胃のむかつきの心配はSUPER DRINKではありません。

ビタミンB3にアレルギーはある?

ビタミンB3(ナイアシン)は、アレルギーを引き起こすアレルゲンではありません10。フラッシングと呼ばれる赤みは、アレルギー反応ではなく一時的な生理現象。ヒスタミンなどの作用によって血管が広がることが原因です。通常は数時間以内に自然におさまります。

ビタミンB3を長い間たくさん取り続けるとどうなる?

非常に多く(500mg以上)かつ長期間摂取すると、以下のような影響が報告されています。

  • 肝機能が悪くなる可能性(肝酵素の上昇や肝炎など)※11
  • 血糖値が上がり、新たに糖尿病を発症するリスクが高まる※12
  • 尿酸値の上昇や痛風の悪化リスク※13

ただし、これらは医療目的で非常に高用量(500mg以上)を使用した場合の話。SUPER DRINKに含まれる1食あたり3.67mgという量では心配はありません。

ビタミンB3の摂取の上限は?

米国の国立衛生研究所(NIH)は、ビタミンB3(ナイアシン)の1日の耐容上限量を35mgとしています※14

他方、欧州食品安全機関(EFSA)は、ビタミンB3の2つの形によって上限を設定しています。

  • ニコチン酸は10mg/日
  • ニコチンアミドは900mg/日※15

SUPER DRINKに含まれるビタミンB3(ナイアシン)は3.67mg。つまり、これら上限量をはるかに下回る安全な量なのがSUPER DRINKに配合のビタミンB3なのです。

古くから馴染みがあるビタミンB3利用の歴史

ビタミンB3は肉・魚・豆類など多くの食品に含まれています。したがって、私たち人類は狩猟採集時代からビタミンB3(ナイアシン)を摂取してきたと考えられます16

そして、90年ほど前の1937年。アメリカの科学者がペラグラ予防因子としてビタミンB3を正式に同定。その後、1940年代からは小麦粉や穀類へのビタミン強化が進み、ビタミンB3(ナイアシン)の食品への利用が広まりました※17

まとめ|ビタミンB3は毎日とりたい安心のビタミン

ナイアシン(ビタミンB3)は、昔から私たちが食べてきた食品に含まれる、体にとって大切な栄養素です。

ZUTTOWAKAIのプロテインSUPER DRINKには1食あたり3.67mgのビタミンB3を配合。安全性が確認された量としています。アレルギーの心配もありません。

60代女性の体づくりを応援するために、ビタミンB3を配合したZUTTOWAKAI独自開発のプロテインSUPER DRINKを安心して毎日の習慣に取り入れてください。

次回予告

次回は、SUPER DRINKに配合している美容と健康に役立つ栄養素の中から「パントテン酸Ca(ビタミンB5)」についてご紹介します。代謝を助ける働きや、安心して摂取できる理由など、わかりやすく解説予定です。お楽しみに!

  1. McKenney JM. Am J Cardiol. 2004;94(9A):20F-24F.  ↩︎
  2. McKenney JM. Am J Cardiol. 2004;94(9A):20F-24F. ↩︎
  3. McKenney JM. Am J Cardiol. 2004;94(9A):20F–24F. ↩︎
  4. Hong J, et al. Diabetologia. 2014;57(6):1227–1234. ↩︎
  5. EFSA Journal 2014;12(7):3769.  ↩︎
  6. NIH Office of Dietary Supplements. ↩︎
  7. EFSA Journal 2014;12(7):3769.  ↩︎
  8. Carpenter KJ. J Nutr. 1981;111(2):361–367.  ↩︎
  9. McKenney JM. Am J Cardiol. 2004;94(9A):20F–24F.  ↩︎
  10. McKenney JM. Am J Cardiol. 2004;94(9A):20F–24F.  ↩︎
  11. McKenney JM. Am J Cardiol. 2004;94(9A):20F–24F.  ↩︎
  12. Hong J, et al. Diabetologia. 2014;57(6):1227–1234.  ↩︎
  13. EFSA Journal 2014;12(7):3769.  ↩︎
  14. NIH Office of Dietary Supplements.  ↩︎
  15. EFSA Journal 2014;12(7):3769.  ↩︎
  16. Carpenter KJ. J Nutr. 1981;111(2):361–367.  ↩︎
  17. Carpenter KJ. J Nutr. 1981;111(2):361–367.  ↩︎

太田祥平@ZUTTOWAKAI

太田祥平@ZUTTOWAKAI

1973年長崎県南島原市生まれ。ZUTTOWAKAIチーフトレーナー。2013年ドコモ・イノベーションビレッジ第2期採択。2013年4月4日テレビ東京系『カンブリア宮殿』出演。 【趣味】食べ放題店巡り。食べ放題に通っても太らない体になるため筋トレを開始しました 【子どもの頃】隣に住む祖母が大好きでした。でも、祖母は寝たきり。「祖母が元気になると良いのに」という願いもその後、筋トレを極めるきっかけに 【大人になってから】晋遊舎などで、ヨガ誌・女性向けダイエット誌の出版編集者として勤務

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