ビタミンD配合プロテインの安全性は?|ZUTTOWAKAI「SUPER DRINK」原材料30種を論文で徹底調査【その12】

こんにちは、ZUTTOWAKAI マガジン編集部です。プロテインの安全性について徹底調査するシリーズの12回目。今回は、「ビタミンD」の安全性をご紹介します。

「ビタミンDを蛋白質といっしょになぜとるの? 安全なの?」

そんなご心配の声にお応えするためにご用意した信頼できる研究や公的な情報に基づいた調査結果です。

なお、文章についている※印はどの論文あるいは公的機関の見解に記載があるかを示します。

ビタミンD配合プロテイン「SUPER DRINK」の安心ポイント

ZUTTOWAKAIのプロテインSUPER DRINKには、健康をサポートする成分としてビタミンDを配合。ビタミンDは、骨や筋肉の健康を守る大切な栄養素ですが「摂りすぎるとよくないのでは?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

でもご安心ください。SUPER DRINKのビタミンDは科学的な根拠に基づいて安心な量としています。

調査項目内容出典・文献名
安全性ふだんの量(10〜20μg/日)なら副作用の心配はほとんどありません。Aidoud et al., 2021※1
長く飲み続けたときの心配多すぎる量(3200〜4000IU/日)を半年以上続けた場合、ごく一部の人に血液や尿のカルシウムが高くなることがあります。Zittermann et al., 2023※2
1日に摂ってよい最大量大人は100μg(4,000IU)までOKとされています。「SUPER DRINK」はその約5.5%の量。NIH ODS / IOM※3
食べものとして使われてきた歴史魚の肝の油(魚肝油)は18世紀から使われてきました。食品に入れるようになったのは1920年代から。Aidoud et al., 2021※4/Steenbock, 1923※5

摂取上限量と長期摂取リスク

「ビタミンDは体にいい」と聞いても、どれくらいまで摂っていいのか気になりますよね。

アメリカやヨーロッパの公的機関ではビタミンDの1日あたりの上限を100μg(4,000IU)としています。これより少ない量なら、基本的に安全とされています(NIH ODS / IOM)※6

最近の研究※7 では、3200〜4000IUの高い量を半年以上続けた場合、一部の人に血液や尿のカルシウムが増えることがあると報告されています。ただし、ビタミンDを長期間多くとった結果 カルシウムが増えた場合でも腎臓の病気や死亡リスクなどは増えていないこともわかっています。

SUPER DRINKに含まれるビタミンDは1食あたり1.83μg(約73IU)。ビタミンDの上限の約5.5%なのがSUPER DRINKのビタミンD。ごく少量です。毎日飲んでも安心な量といえます。

昔から馴染みがあるビタミンD

鮭・サンマ・干ししいたけ・まいたけなどに多く含まれるビタミンD。ビタミンDは、実は昔から健康づくりに使われてきた栄養素です。

たとえば、18世紀のイギリスでは「くる病」という骨の病気を治すため、ビタミンDを多く含む魚の肝の油(魚肝油)が使われていました。その後、1922年にビタミンDが発見。1923年には紫外線を当てた牛乳にビタミンDを加える方法(Steenbock法)も登場します※8

この方法は、子どものくる病を減らすのにとても役立つもの。そうして、アメリカやヨーロッパでビタミンDを加えた牛乳が普及しました。

つまり、ビタミンDは100年以上も前から「健康を守る成分」として使われてきた歴史ある栄養素なのです。

筋力トレーニング世代にこそ必要なビタミンDの働き

ビタミンDは、骨を丈夫にするだけでなく、「筋肉」にも大事な働きをしてくれる栄養素です。

実は、筋肉の細胞にもビタミンDを受け取るスイッチ(受容体)があり、筋肉の合成やカルシウムの調整に関わっています。

ビタミンDが足りなくなると、筋力が落ちたり、歩くスピードが遅くなったりすることがわかっています。重い場合は、サルコペニア(筋肉が減る状態)やフレイル(体力の低下)にもつながります(Aidoud et al., 2021)※9

2018年の研究(Current Geriatrics Reports)では、60代以上の人がビタミンDをしっかり摂ると、筋力がアップしたり、転ばなくなったりする効果があると紹介されています(Bischoff-Ferrari et al., 2018)※10

さらに、ビタミンDは免疫力や脳の働きにも関係しており、風邪や感染症の予防、認知機能の低下を防ぐサポートにもなるとされています(Aidoud et al., 2021)※11

まとめ|安心して飲めるプロテイン SUPER DRINK

ZUTTOWAKAIの「SUPER DRINK」に入っているビタミンDは、以下の理由から安心して飲んでいただけます:

  • 世界的な基準の「安全な上限量(100μg)」の約5.5%しか入っていません(1.83μg)
  • 長期間の摂取で心配される副作用のリスクも、この量ならほとんどありません
  • 100年以上も前から食べものや健康食品として使われてきました
  • 特に60代以上の女性にとって、筋力や骨の健康、免疫を守るためにとても大事な栄養素です

毎日のトレーニングをより効果的に、そして安全に続けていくために。「SUPER DRINK」に配合されたビタミンDを、どうぞ安心してお役立てください。

次回予告

いかがでしたか? ZUTTOWAKAIが独自開発した蛋白質飲料 SUPER DRINK に配合されているビタミンDについて解説しました。

次回は、SUPER DRINKに配合しているビタミンEの安心と安全についての調査結果となります。ご期待ください!

  1. Aidoud A, et al. “Vitamin D and aging: Beyond bone health.” Aging Clinical and Experimental Research. 2021. ↩︎
  2. Zittermann A, et al. “Long‑term supplementation with 3200–4000 IU of vitamin D daily and adverse events: A systematic review and meta‑analysis of RCTs.” European Journal of Nutrition. 2023. ↩︎
  3. National Institutes of Health (NIH) Office of Dietary Supplements. “Vitamin D Fact Sheet for Consumers.” ↩︎
  4. Aidoud A, et al. “Vitamin D and aging: Beyond bone health.” Aging Clinical and Experimental Research. 2021. ↩︎
  5. Wikipedia contributors. “Vitamin D.” Wikipedia, The Free Encyclopedia. ↩︎
  6. National Institutes of Health (NIH) Office of Dietary Supplements. “Vitamin D Fact Sheet for Consumers.” ↩︎
  7. Zittermann A, et al. “Long‑term supplementation with 3200–4000 IU of vitamin D daily and adverse events: A systematic review and meta‑analysis of RCTs.” European Journal of Nutrition. 2023. ↩︎
  8. Wikipedia contributors. “Vitamin D.” Wikipedia, The Free Encyclopedia. ↩︎
  9. Aidoud A, et al. “Vitamin D and aging: Beyond bone health.” Aging Clinical and Experimental Research. 2021. ↩︎
  10. Bischoff-Ferrari HA, et al. “Vitamin D and muscle health: Current evidence.” Current Geriatrics Reports. 2018. ↩︎
  11. Aidoud A, et al. “Vitamin D and aging: Beyond bone health.” Aging Clinical and Experimental Research. 2021. ↩︎

太田祥平@ZUTTOWAKAI

太田祥平@ZUTTOWAKAI

1973年長崎県南島原市生まれ。ZUTTOWAKAIチーフトレーナー。2013年ドコモ・イノベーションビレッジ第2期採択。2013年4月4日テレビ東京系『カンブリア宮殿』出演。 【趣味】食べ放題店巡り。食べ放題に通っても太らない体になるため筋トレを開始しました 【子どもの頃】隣に住む祖母が大好きでした。でも、祖母は寝たきり。「祖母が元気になると良いのに」という願いもその後、筋トレを極めるきっかけに 【大人になってから】晋遊舎などで、ヨガ誌・女性向けダイエット誌の出版編集者として勤務

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP