こんにちは、ZUTTOWAKAI マガジン編集部です。プロテインの効果と安全性について徹底調査するシリーズもついに20回目。今回はZUTTOWAKAIが独自開発したプロテインに入っているミネラルの1つ「クロム」のおはなしです。
- 「クロムって体にどんな良いことがあるの?」
- 「プロテインでとっても大丈夫?」
- 「長く飲み続けても安心なの?」
そんな疑問を持っている方のための読み物です。クロムのはたらきや安全性についてわかりやすくまとめています。
※文章についている※マークは、参考にした研究や公的機関の情報です。
もくじ
クロム配合プロテイン「SUPER DRINK」の安心ポイント
SUPER DRINKの1食分(25g)には、3マイクログラム(µg)のクロムが入っています。これは、成人が1日にとる目安の約1割以下 ※1。とても少ない量となっています。したがって、毎日とっても安心です。
そして、ZUTTOWAKAIで筋力トレーニングに取り組む60代・70代の皆さんにとって、実は意外と大事な栄養素がこのクロムなんです。
SUPER DRINKに入っているクロムの調査結果まとめ
クロムについて、信頼できる研究や公的な報告に基づく調査結果を表にまとめてみました。
調査項目 | 内容 |
---|---|
安全性 | 普通の食事やサプリでとる分にはとても安全です ※2 |
アレルギー | クロムのアレルギーがある人は注意が必要。ですが、一般的にはとてもまれです ※3 |
長くとったときのリスク | 長期間にわたって多量にとると心配なこともあります。ですが、SUPER DRINKのクロム量(3µg)は非常に少なく問題はありません ※4 |
とっていい上限の量 | はっきりした上限は決まっていませんが、250µgまでなら安心とする意見があります ※5 |
口にするようになったのはいつから? | 太古の昔からいろんな食べ物から人間は口にしてきました。サプリとして使われるようになったのは約50年前からです ※6 |
それでは、詳しく見ていきましょう。
飲みすぎや長くとることの心配は?|クロムの安全性
今回ご紹介するクロムは「三価クロム」という体に必要なタイプのクロム。普通の食事やサプリに入っているのもこの種類です。
多くの研究で、1日に200〜1,000µgのクロムをとっても、体に悪い影響はなかったと報告されています ※7。SUPER DRINKの1食25gに入っているクロムは3µg。200〜1,000µgの0.3〜1.5%です。したがって、心配する必要はまったくありません。
ただし、もともと「クロムアレルギー」がある方は注意が必要です ※8。まれに、クロムをとったあとに肌がかゆくなったりすることがあるからです。ですが、そうした反応はとても少なくごく一部の特別なケース。
また、「クロムを長くとっていると体にたまって悪影響があるのでは?」という不安があるかもしれません。でも、国や国際機関の報告は、250µgくらいまでなら毎日とっても問題ないとしています ※9。SUPER DRINKのクロムはその100分の1以下。どうぞ安心してお使いください。
クロムは昔から食べ物に含まれてきたミネラル
クロムは、私たちの身近な食べ物に少しずつ含まれている栄養素 ※10。たとえば、ブロッコリーや全粒粉のパン、魚や肉、チーズなどに含まれています。
つまり、はるか昔から私たちはクロムを食事の中から自然ととってきました。
そして、1950年代になって初めて「クロムは糖の代謝に関わっている大事な栄養素」だとわかりました ※11。
それ以降、クロムは「サプリメント」や「完全静脈栄養(TPN)」といった医療の場でも使われるようになりました。今では安全性が高いミネラルとしてクロムは広く知られています。
このように、SUPER DRINKに入っているクロムは、長い歴史と利用実績のある、安全性の高い栄養素です。
筋力トレーニングに取り組む60代の方にとってクロムが大切な理由
ZUTTOWAKAIに通って運動を楽しむ60代〜70代の皆さんにとって、クロムは体の中でとても良いサポートをしてくれる存在。
その理由は、クロムがインスリンというホルモンの働きを助けてくれるから。インスリンは、食事からとったブドウ糖を筋肉に運んで、エネルギーとして使うために必要なホルモンです。
つまり、クロムがしっかりあるとインスリンの働きがよくなり、
- 食後の血糖値が安定しやすい
- 筋肉にエネルギーが届きやすい
- 筋力トレーニングの効果が出やすくなる
また、年齢とともにクロムの吸収率は落ちるといわれています ※14。さらに、インスリンの働きも年をとるにつれて少しずつ弱くなる傾向があります。したがって、シニア世代こそ、クロムをしっかりとって代謝を整えることが大切です。
SUPER DRINKに含まれる少量のクロム(3µg)でも、毎日続けることで、筋肉を元気に保つ“土台作り”に役立ちます。
まとめ|クロムは毎日安心してとれるミネラルです
ZUTTOWAKAIオリジナルプロテイン「SUPER DRINK」に入っているクロムは、
- 世界中で安全性が確認されている
- 高齢の方にも安心
- とりすぎになる心配がない(とても少ない量)
- 昔からいろんな食品に含まれてきた
- 筋力トレーニングをがんばる方の体づくりを支えてくれる
──こうした理由から、毎日安心してとれるミネラルです。
目立ちはしませんが、クロムは60代の筋トレをそっと支える名脇役。ZUTTOWAKAIは、SUPER DRINKを通して皆さんの体づくりをこれからも応援していきます。
次回予告
次回は、SUPER DRINKに入っているセレンについて、「体にとっての大切なはたらき」と「安全性」をわかりやすくご紹介します。どうぞお楽しみに!
- U.S. National Institutes of Health (NIH). Office of Dietary Supplements: Chromium – Fact Sheet for Health Professionals. ↩︎
- Suksomboon N, et al. “Systematic review and meta-analysis of chromium supplementation in type 2 diabetes.” J Clin Pharm Ther. 2014;39(3):292–306. ↩︎
- Fowler JF Jr. “Systemic contact dermatitis to chromium picolinate.” Cutis. 2000;65(2):116. ↩︎
- European Food Safety Authority (EFSA). “Scientific Opinion on the safety of chromium picolinate as a source of chromium added for nutritional purposes to food supplements.” EFSA Journal 2010;8(12):1882. ↩︎
- World Health Organization. “Trace Elements in Human Nutrition and Health.” Geneva: WHO; 1996. ↩︎
- Linus Pauling Institute, Oregon State University. “Chromium.” Micronutrient Information Center. ↩︎
- Suksomboon N, et al. “Systematic review and meta-analysis of chromium supplementation in type 2 diabetes.” J Clin Pharm Ther. 2014;39(3):292–306. ↩︎
- Fowler JF Jr. “Systemic contact dermatitis to chromium picolinate.” Cutis. 2000;65(2):116. ↩︎
- World Health Organization. “Trace Elements in Human Nutrition and Health.” Geneva: WHO; 1996. ↩︎
- Linus Pauling Institute, Oregon State University. “Chromium.” Micronutrient Information Center. ↩︎
- Linus Pauling Institute, Oregon State University. “Chromium.” Micronutrient Information Center. ↩︎
- Suksomboon N, et al. “Systematic review and meta-analysis of chromium supplementation in type 2 diabetes.” J Clin Pharm Ther. 2014;39(3):292–306. ↩︎
- Wan S, et al. “The effects of chromium supplementation on cardiometabolic risk factors: A dose–response meta-analysis.” JACC: Advances. 2023;2(10):100729. ↩︎
- EFSA (2014). “Scientific opinion on dietary reference values for chromium.” EFSA Journal 2014;12(10):3845. ↩︎
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