こんにちは、ZUTTOWAKAI マガジン編集部です。今回は、ZUTTOWAKAI が独自に開発したプロテイン「SUPER DRINK」の原料とその安全性について、徹底的に調査したレポートをお届けします。
「プロテインって体にいいって聞くけど、本当に安全なの?」「年齢的に新しいものを取り入れるのが不安……」そんな声に、私たちは真摯にお応えしたいと考えています。
この記事では、SUPER DRINKに使用している全30種類の原材料の使用目的と安全性に関する科学的根拠について、複数の学術論文を対象としたメタ分析に基づく論文を中心に明示しつつご説明します。
どうぞ最後までご覧ください。
もくじ
なぜZUTTOWAKAIは「原料の安全性」を徹底的に検証する?
ZUTTOWAKAIの創業理念は「100歳になってもひ孫と遊べるカラダを地球上すべての人へ」。その実現には筋肉を増やす運動とともに筋肉の材料となる栄養摂取が不可欠です。
ですが、60代以上の方は体の変化が敏感。体内に取り入れるものは“安心して続けられる”かどうかが大事。とことん慎重でありたいです。
だからこそ、「続けても安心」「毎日摂取しても問題ない」ことを絶対に守り抜くという決意で SUPER DRINK レモン牛乳風味は5年かけて開発。SUPER DRINK ココア風味は8年もの月日をかけて慎重に開発されました。
その前提を支えるのが、今回から数回に分けてZUTTOWAKAIマガジンで連載する世界中の研究論文などに基づいたSUPER DRINK の原材料に関する調査結果です。
SUPER DRINKのレモン牛乳風味とココア風味いずれかに使用されている原材料全30種類の安全性と成分が大切な理由をまとめました。文章についている※印はどの論文(大部分は海外の英語論文)に記載があるかを示しています。
初回の今回は、30種のうち以下5つについての調査結果となります。
- ホエイプロテイン
- クレアチン
- HMBカルシウム
- 乳酸菌
- 糖質
ホエイプロテインの安心と安全性
まずは、SUPER DRINK の主要成分であるホエイプロテインです。ホエイプロテイン(ホエイたんぱく)は牛乳由来のタンパク質。一般に非常に安全とされています※1。
ただし、腎疾患患者ではタンパク制限(体重1kgあたり1.3g以下)が必要な場合があります。
では、腎疾患患者以外の成人ではどうなのでしょう?
2018年に発表された論文である「高タンパク食と低タンパク食または通常食を摂取する健康成人の間で腎機能の変化に差はない: 系統的レビューとメタアナリシス」によると、「1日のエネルギー摂取量の20%以上」「1日のたんぱく質が100g以上」「体重1kgあたり1.5g以上」といった高タンパク食でも腎機能への悪影響は健康な成人において認められないと示されています。
さらに別の研究では、体重1kgあたり2g以上/日での長期摂取も耐えることができるとされてます。※4
したがって筋力運動を行う人においては、ZUTTOWAKAI が開発した SUPER DRINK によるホエイプロテイン摂取は短期・長期とも安全といえます。
ホエイプロテインが60代以上にとって大切な理由
「ホエイプロテイン(蛋白質)が安心安全な理由はわかった! でもなぜ大切なの?」と疑問が浮かびますよね。以下のZUTTOWAKAIマガジンの記事をご覧ください。
上記の記事での解説をひと言で示すのが、海外で発表されているスポーツ科学の以下の論文です。
Muscle protein synthesis (MPS) is stimulated by resistance exercise (RE) and is further stimulated by protein ingestion.
筋タンパク質合成(筋肉の成長)はレジスタンス運動(筋トレ=筋力運動)により刺激され、プロテイン(タンパク質)の摂取によりさらに促される。Sports Med. 2015 Jun;45(6):801-7. doi: 10.1007/s40279-015-0320-0.
つまり、筋トレ(筋力運動)をきっかけに筋肉は成長しようとし始めます。
でも、プロテイン(タンパク質)がなくては筋肉の成長は進まないのです。
安心安全なプロテインである SUPER DRINK を、スポーツ科学の研究に基づいた量と回数を守って筋力運動といっしょに続けてみましょう。
すると、「膝痛・腰痛・血圧・血糖値・コレステロール値を何とかしたい!」と悩んでいるあなたの筋肉の成長が加速。あなたが笑顔になる日も間近…かもしれません。
クレアチンのプロテイン使用における安心と安全性
クレアチンは、1992年バルセロナ五輪での英国短距離選手の使用報道を契機に世界で広まりました。日本でも、30年ほど前の1990年代後半からスポーツドリンクなどに配合され広く市販されています。
したがって、スポーツ分野での大量試験データが豊富なのがクレアチン。様々な論文で、クレアチンは安全性に問題ないことが示されています。
複数の論文を対象とした研究(メタ分析)でもクレアチン群で腎機能指標(血清クレアチニン値など)に有意な悪化は認められていません※8。また、人間の体内にも存在するアミノ酸由来物質であるクレアチンはアレルギー反応を起こしません。
さらに、1日最大30gのクレアチンを5年間摂取しても有害影響は見られなかったとの長期データもあります※9。
SUPER DRINKが配合している量は1食あたり1g。その量を遥かに超えても安全性が確認されているのがクレアチン。健康な成人において短期・長期とも安全といえます。
その安全性ゆえ現在では、スポーツドリンクにとどまらず高齢者の筋肉減少対策として医療・介護食品にも利用が拡大しているのがクレアチンです。
クレアチンが60代以上にとって大事な理由
クレアチンは、筋肉のエネルギーになり筋力運動の効率を高める栄養素。オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)も次のように報告しています。
Spontaneous increase in total lifting volume,
increased number of repetitions at a given weight,
increased strength, increased lean body mass.総リフティング量の自然増加、
一定重量での反復回数の増加、
筋力の増加、除脂肪体重の増加
つまり、クレアチン併用時とクレアチン無し時を比較すると筋力運動の各種目1セットあたりの回数や重量がクレアチンを併用した時の方がより高まるとしています。
筋力運動の1セットあたりの回数や重量が増えると筋肉や筋力も増えます。オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)が報告している「筋力の増加、除脂肪体重の増加」というのが筋力運動時にクレアチンを併用した場合の筋力と筋肉の増加を示しています。
HBMカルシウムの安心と安全
成分名 | 安全性の根拠 | 長期摂取リスク | 1日摂取上限 | 使用開始時期 |
---|---|---|---|---|
HMBカルシウム | 安全性研究多数 ※10 | なし ※11 | 6g/日まで安全性確認。公的機関による上限なし ※12 | 1990年代半ばに筋肉量維持効果が発見され米国でサプリメントとして市販 |
HMBカルシウムはロイシン由来の代謝物でありアレルギー性はありません。
公的機関によるな耐容上限量は設定されていませんが、1日6gの高用量でも肝酵素や腎機能への影響はないことが確認されています※13。HMBはむしろ、コレステロール値の低下や免疫機能改善などの有益な変化が観察されています※14。
HMBカルシウムが60代以上にとって大事な理由
年を重ねると筋肉が減って体が弱くなりやすくなります。HMBカルシウムという成分は、筋肉を作る働きを助けてくれて、筋力運動(筋トレ)の効果を高めてくれることで知られています※15。
特に60代以上の方がHMBカルシウムを毎日とると筋肉が落ちにくくなります。そうして、体力やバランスがよくなったという研究結果もあります※16。
高齢になるとたんぱく質をとっても筋肉に増えにくくなります。ですが、HMBカルシウムは筋肉をふやす助けをしてくれる成分です※17。
厚生労働省の報告書でも、高齢者の筋肉づくりのためにHMBカルシウムを活用することが注目されています※18。
つまり、これらの研究にあるように、転びにくい体や元気に動ける体を保つためにも筋力運動と一緒にHMBカルシウムをとることはとてもおすすめです。
乳酸菌のプロテイン使用における安心と安全性
成分名 | 安全性の根拠 | 長期摂取リスク | 1日摂取上限 | 使用開始時期 |
---|---|---|---|---|
乳酸菌 | 食経験豊富 | なし | 上限なし(適量継続摂取が推奨) | 古くから |
乳酸菌はヨーグルトや漬物などで古くから摂取されてきた微生物であり、安全性は極めて高いです。
乳酸菌は生菌量(CFU)で表示されますが、摂取の上限は設定されていません。大量の培養液を飲むなどしない限り副作用は下痢が起こる程度です。健常者を対象とした多数の臨床試験でも重篤な副作用の報告はなく安全とされています※19。
乳酸菌が60代以上にとって大事な理由
乳酸菌が入っていないプロテインをたくさん飲んだり、お肉や魚をたくさん食べるなどしてたんぱく質をとりすぎると腸の中で悪いガスや毒素が出てしまい、それがたまると大腸がんの原因になることがあります。
でも、ヨーグルトや発酵食品に入っている「乳酸菌」や「プロバイオティクス」と呼ばれる良い菌をとることで、その悪いものを減らし腸を守ってくれることがわかってきました。実際に、乳酸菌を毎日とった人は腸の中のがんのもとが減ったという研究が複数あります※20 ※21 ※22。
つまり、たんぱく質をしっかりとって筋肉をつけたい人も、たんぱく質と一緒に乳酸菌をとると、腸の健康も守れて安心です。
だからこそ、SUPER DRINK には1食あたり100億個もの乳酸菌を配合しています。
糖質の安心と安全
成分名 | 安全性の根拠 | 長期摂取リスク | 1日摂取上限 | 使用開始時期 |
---|---|---|---|---|
ブドウ糖 | 人間の主要エネルギー源 | なし | 生理学的な上限なし。健康指標として遊離糖で50g/日 | 古くから |
マルトデキストリン | 消化酵素でブドウ糖に分解されるため生理的には糖質と同等 | なし(過剰摂取が問題 ※23) | 摂取カロリーの10%以下を糖質として推奨 ※24 | 古くから麦芽飴や水あめとして利用 |
SUPER DRINKに含まれる糖質のひとつであるブドウ糖は人間の主要エネルギー源であり安全そのもの。医療用の点滴にも利用される糖質がブドウ糖です。
ですがむしろ逆に、糖質の過剰摂取による健康影響(肥満や虫歯、2型糖尿病、脂質異常症など)が問題視されています。そこで ZUTTOWAKAIでは、糖質や脂質ではなくたんぱく質をしっかりとるように食事指導を毎日続けています。
他方、SUPER DRINKに含まれるもう一つの糖質であるマルトデキストリンはデンプン由来の炭水化物です。
難消化性ではないマルトデキストリンを推奨される量を遥かに超えて大量に摂ると腸内細菌叢に影響し炎症反応を高める可能性が示唆されています※23。また、過剰摂取は血糖値の急上昇や肥満リスクにつながります。
ですが、マルトデキストリン自体はアレルゲンでもありません。過剰摂取しなければ一般に安全と認められています。
SUPER DRINKに含まれるマルトデキストリンはWHOが定める糖質の摂取目安量(摂取カロリーの10%以下 ※24)を遥かに下回る量。だから安心です。
糖質が60代以上にとって大事な理由
筋力運動をすると、体の中のエネルギーがたくさん使われてしまいます。これをそのままにしておくと、疲れがとれにくくなったり、次の日に体が重く感じたりします。そんなときに役立つのが「糖質」です。
糖質は、ごはんやパン、甘い物に含まれるエネルギーのもとです。運動のあとにこの糖質をとると、筋肉のエネルギーが早く回復して、体が元気になります。
さらに、糖質と一緒にたんぱく質をとると、筋肉の修理もスムーズに進みます。運動のあとには、体をいたわるために、糖質とたんぱく質をあわせてとるのが大切です※27。
まとめ
いかがでしたか? ZUTTOWAKAIが独自開発した蛋白質飲料 SUPER DRINK の主要3成分(ホエイプロテイン・クレアチン・HMBカルシウム)と糖質2種(ブドウ糖・マルトデキストリン)についてまずまとめてみました。
次回は、SUPER DRINKが含む各種ビタミンやミネラルの安心と安全についてまとめてみます。ご期待ください!
- Changes in Kidney Function Do Not Differ between Healthy Adults Consuming Higher- Compared with Lower- or Normal-Protein Diets: A Systematic Review and Meta-Analysis ↩︎
- Changes in Kidney Function Do Not Differ between Healthy Adults Consuming Higher- Compared with Lower- or Normal-Protein Diets: A Systematic Review and Meta-Analysis ↩︎
- Changes in Kidney Function Do Not Differ between Healthy Adults Consuming Higher- Compared with Lower- or Normal-Protein Diets: A Systematic Review and Meta-Analysis ↩︎
- Nutrition: Macronutrient Intake, Imbalances, and Interventions ↩︎
- Creatine Monohydrate Safety Review (PubMed) ↩︎
- International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine. (PubMed: 28615996) ↩︎
- Common questions and misconceptions about creatine supplementation: what does the scientific evidence really show? (PubMed: 33557850) ↩︎
- Is It Time for a Requiem for Creatine Supplementation-Induced Kidney Failure? A Narrative Review ↩︎
- International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine ↩︎
- Effects of beta-hydroxy-beta-methylbutyrate (HMB) on exercise performance and body composition across varying levels of age, sex, and training experience: A review ↩︎
- International Society of Sports Nutrition position stand: β-hydroxy-β-methylbutyrate (HMB). (PubMed: 39699070) ↩︎
- Health Benefits of β-Hydroxy-β-Methylbutyrate (HMB) Supplementation in Addition to Physical Exercise in Older Adults: A Systematic Review with Meta-Analysis. (PubMed: 31484462) ↩︎
- Effects of beta-hydroxy-beta-methylbutyrate (HMB) on exercise performance and body composition across varying levels of age, sex, and training experience: A review ↩︎
- Effects of beta-hydroxy-beta-methylbutyrate (HMB) on exercise performance and body composition across varying levels of age, sex, and training experience: A review ↩︎
- Vukovich MD, et al. Journal of Nutrition. 2001; 131(7):2049-2052. 「Body composition in 70-year-old adults responds to dietary beta-hydroxy-beta-methylbutyrate similarly to that of young adults」 DOI: 10.1093/jn/131.7.2049 ↩︎
- Delky Meza-Valderrama D, et al. (2024)
Supplementation with β-hydroxy-β-methylbutyrate after resistance training in post-acute care patients with sarcopenia: A randomized, double-blind placebo-controlled trial
Archives of Gerontology and Geriatrics, 119:105323 ↩︎ - Oktaviana J, et al. (2019)
The Effect of β-hydroxy-β-methylbutyrate (HMB) on Sarcopenia and Functional Frailty in Older Persons: A Systematic Review
Journal of Nutrition, Health & Aging, 23(2):145-150 ↩︎ - 厚生労働省「高齢者の栄養に関する検討会報告書」(第3章 高齢者) ↩︎
- Safety assessment of probiotics for human use ↩︎
- Lidbeck et al., Microb Ecol Health Dis. (1992) – L. acidophilus摂取による変異原生成抑制 ↩︎
- Ishikawa et al., Int. J. Cancer (2005) – L. caseiによる大腸腫瘍再発抑制のRCT ↩︎
- Gamallat et al., Biomed. Pharmacother. (2016) – L. rhamnosus GG投与によるマウス大腸がん抑制
PMC.NCBI.NLM.NIH.GOV ↩︎ - Nutrition, Health, and Regulatory Aspects of Digestible Maltodextrins ↩︎
- WHO calls on countries to reduce sugars intake among adults and children ↩︎
- Nutrition, Health, and Regulatory Aspects of Digestible Maltodextrins ↩︎
- WHO calls on countries to reduce sugars intake among adults and children ↩︎
- J. Int. Soc. Sports Nutr. (2017) ↩︎
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